添田唖蝉坊・知道著作集 全6冊 入荷

民権を謳った演歌師二代、放浪と反骨の民衆詩人

添田唖蝉坊・知道著作集 全6冊 入荷しました。

(第1巻に鉛筆書込みあります。)

 

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第1巻:唖蝉坊流生記

明治・大正のシンガーソングライター添田唖蝉坊の自伝。江戸かわら版の伝統をついで自由党壮士の演歌を真に民衆の歌とし、放浪と社会運動のあけくれた自由人の波瀾の生涯。知道の「流生記以後、終焉以後」を併録。

 

第2巻:浅草底流記

大震災ののち、たくましく復興し、躍動する庶民の街・浅草のルポタージュ。六区・花屋敷・屋台・カフェーの喧噪のなかに、浮浪者、スリ、香具師大道芸人、娼婦、踊り子など、時代を生きる人生の哀歓をえがく。

 

第3巻:空襲下日記

激化する空襲下、首都炎上の惨劇を目撃しつつ不安と高揚の日々をおくる市民たち。買出しの苦難から血族・知友とのこまやかな交情、磁極への憤慨、闇市の活況を、四季の移ろいのなかに綴る新潮賞作家一年半の記録。

 

第4巻:演歌の明治大正史

自由民権運動の高揚期、時代の子として街頭にうまれた演歌は、強権による近代化に呻吟する民衆のこころの発露であった。巷の唄に託された時代意識をくみとり、わが国の近代史のなかに跡づけた。

 

第5巻:日本春歌考

民衆文化の深層を貫くエロ歌、ワイ歌の水脈。その実相を論じて健康な性の美学回復をうったえる快著。性をうたう歌は性の讃美歌であれ、と希う著者の眼差しは”春歌”の語を生み、おおらかな男女の年輪を綴る。

 

別巻:流行歌・明治大正史

明治・大正期のはやり唄を自作・自演した父子によるホットな同時代史。380余の歌のかずかずを網羅し、流行歌研究の原典として、また大衆文化・世相史・思想史研究の基本資料として世評高い〈幻の書〉を、昭和8年刊行時の装本で復刻。

 

 

 

 

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